ときどき神主ブログ - 最新エントリー
今日は天皇陛下のお誕生日です。心からお祝い申し上げます。いつまでも、いつまでもお元気であられますよう。
もう、数日前の写真なのですが・・・
元旦の竹灯籠の準備
竹筒の灯籠づくりに、ロウソクづくり。皆さん童心にかえって。
最近、長距離ドライブが多いのです。宮崎のある神社さんのホームページ制作のお仕事のため、宮崎まで行ったり。
改めて、今までの走行距離数をながめていると… あれ?そういえばオイル交換していないよなぁ。
今年の春、トヨタカローラ福岡櫛原マイカーセンターにて買った中古のトヨタガイア。 確か、オイルをボトルキープしていますとの話だったことをおぼろげに思い出し、トヨタカローラ福岡櫛原店へ。
連絡もせずに突然行ったのですが、「はい、ボトルキープありますよ。交換できます。」とのことで、お世話になりました。
新車が並んでいる販売店にやってきたのは、本当に久しぶりです。
総代さんによる、門松づくりが今日の午前8時半から行われました。
先週の日曜日に、高良山(正確には吉見岳の近く)から伐採してきたものです。
我が家は久留米でも一二を争う豪雪地帯なのです。 笑
今日の夕方の雪、あっという間に庭に積もりまして、その結果。
ん? 雪だるまならぬ、雪くまちゃんです。ダルマなら、手も足も出ていないのでしょうが、小枝の手と、なぜか耳が。
じゃ~~~~~ん!
新年、正月が近づいてきました。櫛原天満宮の新年縁起物です。
平成二十二年は寅年、寅と言えば・・・ 張り子の虎?
「張り子の虎」とは「虎の形をした首の動く張り子のおもちゃ。転じて、首を振る癖のある人、また、虚勢を張る人、見かけだおしの人などをあざけっていう語」ということですが、当宮の縁起物は、しっかり天神さまにご加護をお願いした、神さまのお力の籠もったありがた~い縁起物なのです。
世の中、デフレスパイラル。物価はどんどん下がっていくばっかり。そして不景気に。
「宮司さん、ここは思い切って!」と、ともかく神さまのご神威をひとりでも多くの方に受けていただきたいと、何と・・・
初穂料 500円 (授与数「超」限定)
予約制とさせていただきます。次のページから予約して下さい。
http://kushihara.net/modules/ccenter/?form=8
※予約終了しました。わずかですか、予約不要分を授与しています。(12/31現在)
ご予約分は、元日から3日までにお受け下さい。
元日 午前0時~午後6時頃迄
2~3日 午前8時頃~午後5時頃迄
頭をちょんと触ると、首を振ってとってもかわいらしいです。
参考サイト
お正月と言えばやっぱり初詣ですね。
NHK紅白歌合戦を観終わって神社に初詣という方も多いのでは。神社一番乗りを目指し、大晦日の夕方からお出かけになる方もいらっしゃるとか・・・ 夜はいつものように寝て、元旦早朝にお参りに行かれる方・・・ 元旦の混雑を避けて、三ヶ日が明けて初詣の方・・・
いろいろですけど、新年に当たって良い年でありますようにとその神社の神さまにお願いするのは誰でも同じのようです。
どうして初詣ってするんでしょうね。
初詣の由来と考えられるのは「年籠(としこも)り」というもので、これは大晦日の夕方から氏神さまのおやしろに籠(こも)ったり、神社の前で夜を明かすのです。また、「恵方詣(えほうもうで)」も初詣の由来と考えられています。恵方とはその年の歳徳神 (としとくしん)がいらっしゃって、たたり神が来ない良い方向と考えられていました。毎年の恵方は干支によって決まります。江戸時代には元日の恵方にあたる社寺に参詣する恵方詣が盛んでした。
毎年何気なくなく神社に初詣。せっかく神社に行くのですから、今年は少し予習をして出かけましょう。
参拝するときには、まず鳥居の手前で軽く一礼してから境内(けいだい)に入ります。
次に手水舎(てみずや)の水で両手を清め、口をすすぎます。
その方法は、まず右手でひしゃくを持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。 次にひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。 再びひしゃくを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。(このとき、ひしゃくに直接口をつけたり、うがいをするのは誤りです) 口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。 最後に水を入れたひしゃくを立て、柄に水を流してからひしゃく置きに伏せて置きます。(ひしゃくで水は一回しか汲みません)
気持ちが落ち着いたところでご神前へ進みます。
ご神前に向かう道を参道といいますが、その中央は正中(せいちゅう)といわれ、神さまの通り道とされているので、そこを避けて歩くことが神さまに対する礼儀とされています。
賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の作法にて拝礼します。 ちなみに、二拝とは拝(深いおじぎ)を二回することをいい、二拍手とは拍手を二回することをいいます。 これが参拝の基本作法ですが、二拝二拍手一拝の前後に軽い礼を加えていただくと、いっそう丁重な作法になります。 とはいうものの、大きな神社では大混雑でゆっくりお参りできないかもしれませんね。
どこの神社におまいりしたらいいの?というご質問をいただきます。
西日本地方には「三社参り」といって、お正月は三つの神社にお参りすると良いとされていますが、ではどこの神社?となると、決まりはないようです。
三社にこだわらず、ただ言えることは、まずは家庭で祀っている神棚、次に住まいの地域を守ってくださっている鎮守の神さま(氏神さまとも)にはお参りすべきだと思います。
今までの感謝と、今後のご加護をお祈りしましょう。
正月になると特に多いのが、厄除けのご祈祷です。
神社は本来数え年でいたしますので、誕生月日に関係なく、正月になると皆年をとります。
ご祈祷を受けるのであれば、できるだけ早めがよいでしょう。
もうひとつ多いのが、家内安全のご祈祷です。
年の初めにあたり、家族の平穏無事をお祈りします。 健康、仕事がうまくいくように、家が繁栄しますように… ほとんどのお願い事は含まれています。 月参りとして、毎月お受けになる方もいらっしゃいます。
【平成22年厄年一覧】
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男25歳厄
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男42歳厄
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男61歳厄
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前厄
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62年生れ
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45年生れ
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26年生れ
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本厄
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61年生れ
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44年生れ
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25年生れ
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後厄
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60年生れ
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43年生れ
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24年生れ
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女19歳厄
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女33歳厄
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女37歳厄
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前厄
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平成5年生れ
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54年生れ
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50年生れ
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本厄
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平成4年生れ
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53年生れ
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49年生れ
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後厄
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平成3年生れ
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52年生れ
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48年生れ
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指定ない年は昭和○○年 他にも幼児4歳厄、女性61歳厄などもあります
- 門松(かどまつ)はなぜ立てるのですか
- 鏡餅(かがみもち)の飾り方について教えてください
- 屠蘇(とそ)は年長者から飲むものですか、年少者からですか
- お年玉の「玉」とはどういう意味ですか
- 春の七草の名称を教えてください
- 鏡開きは昔から1月11日に行われてきたのですか
- 左義長(さぎちょう)(三毬杖)は何をする行事ですか
- 成人式の由来を教えてください
- 男女の厄年(やくどし)を教えてください (厄年早見表)
- 年祝いについて教えてください
- 参道(さんどう)を通るときの心得について教えてください
- 毎年お神札(おふだ)を新しくする理由は何ですか
- 古いお神札と新しいお神札を一緒にお祀りしてもいいですか
- いろいろなお神札を一緒にお祀りすると神さま同士が喧嘩(けんか)しませんか
- 手水(てみず)の作法について教えてください
- なぜ拝礼前に鈴を鳴らすのですか
- 参拝の作法について教えてください
- 玉串(たまぐし)はどのようにして捧げたらいいですか
- 神さまを拝むときに拍手(かしわで)をうつのはなぜですか
- のし袋の表書きはどのようにしたらいいですか
- 修祓(しゅばつ)は何のために行うのですか
- 祝詞(のりと)をわりやすく説明してください
- 神楽(かぐら)について教えてください
- 雅楽でいう三管三鼓(さんかんさんこ)とは、どんな楽器をさすのですか
- ご祈祷とは何ですか
新年を迎えると、皆1歳年をとります。
年神さまが、みんな平等に、お年玉をくれる訳ですね。お年玉の玉は、霊(たま)、魂(たま)とも言えるかもしれません。
1歳年をとって、みんなめでたい、めでたい、となるのですが、ただ古来より、その歳は気を付けた方がいいぞ~という歳もあるのです。
この歳には、いろんな説があります。人生の節目、病気になりやすい年齢とか。 詳しい説明
「厄」だけではなく、社会的にいろんな「役」を任される歳だという話を聞いたこともあります。
11月になりますと、来年の厄年についてのお問い合わせがチラホラ。
来年の厄年表を更新しました。
誕生日に関わらず、この生まれ年の方は正月になるとそれぞれの厄となります。
厄除け天神さん、櫛原天満宮で厄祓いの御祈祷を受けましょう。
【平成24年厄年一覧】
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男25歳厄
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男42歳厄
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男61歳厄
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前厄
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平成元年生れ
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47年生れ
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28年生れ
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本厄
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63年生れ
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46年生れ
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27年生れ
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後厄
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62年生れ
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45年生れ
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26年生れ
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女19歳厄
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女33歳厄
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女37歳厄
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前厄
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平成7年生れ
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56年生れ
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52年生れ
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本厄
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平成6年生れ
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55年生れ
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51年生れ
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後厄
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平成5年生れ
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54年生れ
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50年生れ
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久留米市街から国道210号の筑水高校を過ぎた先、日野曽根信号近くにある小さなお店に思わず寄ってしまいます。
昨日は、文化の日として祝日ですが、もともとは明治天皇のご生誕の日でした。
このめでたい日に、櫛原天満宮に七五三のお参りにお越しいただき、本当におめでとうございました。
当神社の特徴は、何と言っても「混まない」ことです。閑静な住宅街にある、村の鎮守様ですので、大きな神社さんと違ってのんびりしています。お子さんの晴れ姿を多くの人に見てもらいたいという方には、ちょっともの寂しいかも知れませんが、ご祈祷では基本的に一組ずつ、神様にしっかりご加護をお願いしています。(日時によっては他の方と一緒になることもあります)
現在のところ、11月15日の午前11時に一番多く予約をいただいています。ただ、ご祈祷は順次いたしておりますので、そんなにお待たせすることもないと思います。
学問の神様、菅原道真公をおまつりする櫛原天満宮で、七五三を。真心込めてご祈祷いたしております。
詳しくは こちら
今日は、福岡県神社庁大川三潴支部の神宮大麻頒布始祭(じんぐうたいまはんぷはじめさい)が行われ、私は祭員として奉仕しました。
櫛原天満宮から国道3号を福岡方面に北上、筑後川に架かる筑後大橋を渡り、安産に御神徳がある高野産八幡神社を過ぎると、すぐ左に松ちゃんラーメンがあります。
松ちゃんラーメンのすぐ隣は、有名な丸星ラーメンです。
ラーメン 並
先日、久しぶりに六ツ門の中央郵便局に行ってきました。
私の認識では、井筒屋向かいにあるのが久留米中央郵便局、210号バイパスの山川にあるのが久留米東郵便局。
行ったのは土曜日。近くの郵便局はお休みなので中央郵便局までやってきたのです。
中央郵便局でも一般窓口は当然お休みです。何気なく入り口のドアを見ると…
えええ! 熊本支店??
驚きました。 何と、ゆうちょ銀行久留米支店ではなく、ゆうちょ銀行熊本支店久留米出張所なのです。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/access/id400101740010.html
熊本は地理的に九州の中央ということもあり、中央官庁の出先機関が集まっています。
私が学生の頃、アマチュア無線の国家試験を受けるには、郵政省がある熊本まで行かなければなりませんでした。
現在の総務省も、そのまま熊本なんでしょうね。
じゃあ、福岡の郵便局はどうなんだろう?
ゆうちょ銀行熊本支店福岡出張所……
http://www.jp-bank.japanpost.jp/access/id400101740470.html
あはは、なんだか笑ってしまいます。
ただ、住所が岡市東区香椎浜となっていますので、天神にあるあの大きな郵便局とは違うようです。
どうやら九州の支店は熊本支店だけのようです。あとは、○○店となっていますが、正式には出張所ですね。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/access/access_area11.html
東櫛原町の東櫛原郵便局を調べると、「郵便局株式会社 久留米東櫛原郵便局」となっているだけです。
ゆうちょ銀行の表示がありません。
そういえば、郵便貯金口座にあたらしいゆうちょ銀行の口座番号が振り当てられたとき、久留米支店とかではなく、店名七四八と番号になっていたので、ちょっと疑問に思ったことがありました。
五穀神社の御神幸(ごじんこう)祭礼絵巻です。
こんなに立派なお祭りが行われていたのです。
黒岩信子氏蔵
YouTubeに良いのがありました。 全国ほぼほとんどの8万の神社が所属する神社本庁制作の動画です。
櫛原天満宮の氏子区域、久留米市通町にある株式会社檀野商店。創業は久留米で数番目に古く、まさに老舗中の老舗です。小麦粉・穀粉卸、砂糖などを扱っていらっしゃいます。
その檀野商店の横に、老舗とはまた違ったモダンなお店があります。
danno flour and sugar shop
佐賀県鳥栖市の弥生が丘は、近年沢山の住宅が建てられています。一大巨大住宅街になりました。
弥生が丘に崇敬者の方が家を建てられるというので、地鎮祭や家祓に行ったこともあります。
近くには「鳥栖プレミアム・アウトレット」があるので、家族ででもよく訪れるようになりました。
その、巨大住宅街を突き抜けるメインストリートにあるラーメン店、「拉麺 一心不乱」に行きました。
黒のコクとんこつラーメン 600円
パソコンを新しくしました。
CPUはつい最近発売されたばかりのもの。 久しぶりのインテルさんです。
CPU Core i7 860 (2.6GHz)
クーラー 純正
メモリー DDR3 1G×2
ハードディスク 1TB ST3100528AS
マザーボード ASUS P7P55D LE
PCケース B640L-BK
電源 SS-700HM(SeaSonic 700W)
光学ドライブ AD-7240S
グラフィックカード GF P98GT/512D3×2 (4画面用)
組み立てと延長保証3年込みで13万円。
OSは、前のパソコンで使っているXPです。
CPUは2.6GHzと、ちと遅いではないかと思うでしょうが、ターボブーストとかで、3.5位までいくらしいのです。凄いですね。
今回、電源が何と700W。2万円もするシロモノです。一生ものでしょうかね。笑
今のところ、快調です。パソコン工房久留米店さん、ありがとうございました。
お昼ご飯を食べに、櫛原天満宮近くの夢屋に久しぶりに行きました。
お昼の定食は、大食いの方でも満足というボリュームながら、全て390円という破格値なのです。
壁に 「限定 どて焼き丼」という張り紙がありましたので、これを注文。
神社巡りをされている方の多くが、それぞれの神社で「御朱印(ごしゅいん)」をお受けになります。
御朱印とはその字の通り、朱色の印肉で押した印のことなのですが、それに加えて、参拝した日にちや、神社名などが墨書されます。
櫛原天満宮の御朱印です。
不在の時も多いので、お受けになる方は前もってご連絡ください。
夏祭りが終わると、ボチボチ七五三の準備にかかります。
七五三は11月15日ですが、大体11月の土曜日曜のお参りが多いです。中には10月や、旧暦にあわせて12月という方もいらっしゃいます。家族そろってお参りできる日を選ぶことが大切でしょう。
七五三は、基本的には数え年でいたします。今年は、平成19年生まれ男女児、平成17年生まれ男児、平成15年生まれ女児です。
必ずしも数え年でしなくてはならないということではなく、満年齢でなさる方も多いようです。
学問の神様、菅原道真公をおまつりする櫛原天満宮で、真心こもった七五三ご祈祷をお受けください。
11月中の土曜日曜は予約不要の予定ですが、念のため前もってご連絡いただければ幸いです。
インターネット申し込みフォームはこちら
※祈祷料は、お祝いののし袋(紅白)で、「初穂料」と書いて納めるとより丁寧です。
七五三の祝いを、古くは「髪置き(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」「帯解き(おびとき)(紐(ひも)解き)」の祝いといっていました。
髪置きは三歳の男女児の祝いで、もう赤ん坊ではないという意味から、今まで剃っていた髪をこの日から伸ばし始める儀式です。 袴着は五歳の男児の祝いで、初めて袴を着ける儀式、帯解き(紐解き)は七歳の女児の祝いで、着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。
現在では、その年齢にあたる子どもに晴れ着を着せて、11月15日に神社へ参詣し、子どもたちの成長と健康を感謝すると共に、今後の成長とさらなる健康を祈願する儀礼となりました。 なお、本来は数え年で祝いますが、最近では満年齢で祝う割合が高くなり、また参拝の日取りも11月15日にこだわらず、その前後の都合の良い日に参拝する傾向が強くなってきました。
先日立ち寄ったお店屋さんでこう聞かれました。
「神社にお酒を奉納するのに、のし紙に何と書いたらいいの?」
のし袋の書き方もそうですが、結構多くある質問のひとつです。
神職である私ならずばり
奉納 | 氏名 <= 縦書き。頭を左に90度傾けてご覧下さい。
とします。
「奉納」ではなく、「御神酒」と書くのも間違いではないとは思いますが、神社側からお渡しするお酒に御神酒と書くことが多いので、どうも違和感を感じるというか、ニュアンス的に違うような気がします。
(もっとも、お供えする食べ物のことを「神饌」と言いますが)
「献酒」や「奉献酒」と書くことも多いようです。 ただ、奉納するお酒につけるのし紙であれば、酒であることはわかりますから、単純に「奉納」でも良さそうです。 「奉献」もいいですね。
お供えはお酒ばかりではありません。 昔多いのはやはりお米。 献米(けんまい)という言葉もあります。
「その1」に引き続き、次は水天宮の川祭りについてです。
水天宮は元来、筑後川の水神を祭り、文政期ごろまで尼御前社と言っていた。祭神は尼御前大明神・右に安坊大明神・左に荒五郎大明神であり、もとの社地は現在梅林寺がある小山であったが、数回遷地のあと慶安3年(1650)藩主忠頼から社地を賜って現在地に定まった(『社方開基』)
この神社の重要な祭礼は、12月15日に行われていたが、白米と魚を梅林寺のふもとにあった池に納め水神を祭るものであった。この神事は、現在、宮ノ陣町八丁島天満宮で行われている「御供納(ごくおさめ)」と同様のもので、筑後川中流域での共通した水神祭のようである。
しかし、この祭礼が川祭りとして装いを変えるのは、寛文12年(1672)からのようである(『米府年表』)。この年、瀬下町を中心とする氏子たちによって、祭礼が始まっている(『石原家記』)。瀬下が川港として久留米藩の物資の集積・移出地としての地位が確立するにつれて、水天宮の祭礼の性格も変化していった。元来、瀬下港は君津港(右馬丞)と一体化して機能を果たす川港で、領外から久留米城下に入る物資は、若津港で川船に積み替えて瀬下へ運び込まれ、逆に領内物資は瀬下に集めて若津港に送られ、海船で諸方に運ばれた。つまり、水天宮は、水神信仰とともにやがて航海神(海上交通の守護神)へと性格を強めていったらしい。藩水軍の息災と藩米大坂回送の安全祈祷などによる、藩からの強い保護ももちろんであった。
寛延2年(1749)、尼御前社へ若津に出入りする大坂借船船頭中から御神輿が寄附され(『石原家記』)ており、翌3年には、尼御前の御神幸が右馬丞まで行くようになっている(『同前』)。その状況を、安永六年(1777)に著述された『筑後志』に「毎歳四月五日川祭あり。又十一月十五日、祭礼を行い、御輿を船に遷して、州内榎津(現大川市)に到る。海舶の水客等群衆して、幣物を捧げ海上の安寧を祈る」と記している。
水天宮が筑後川流域に分霊されるのは、ほとんど幕末以降のことである(『筑後川農業水利誌』)が、幕末の水天宮の4月の祭礼の様子を具体的に示すものとして、家老有馬監物へ足軽目付が提出した次の視察報告がある。
昨五日瀬下尼御前祭礼に付き、私共打ち廻りの為、罷り出申
し候処、御家中家族衆並びに御扶持人類、町方在方旦隣国よ
り参詣人多く、社役例年の通り、滞りなく相済み申し候。
旦、浜筋に於て同町利平と申す者は謡仕り、通掛物真似壱ヶ
所、同町又八と申す者通掛手妻壱ヶ所差出し、何れも、もき
せんにて見物致させ申し侯。其の外、覗目鏡壱ヶ所出、堀内
浜町筋より茶接待壱ヶ所、御堂物店・菓子店等数ヶ所差出し
賑い申し候え共、口論ヶ間敷儀も御座なく、何ぞ相変り候義
も見開き仕らず候。旦又、例の通り、諸御役方より出役仕り
申し候。此の段申し上げ奉り候。
続く…
昭和47年に始まった「水の祭典久留米まつり」は、今年で第38回です。
水の祭典久留米まつり Official Site
http://kurume-matsuri.info/
会長挨拶に<新しい伝統を創りつつあるこの祭典に、さらに筑後広域の人々の参加によって、市民主役のお祭りを構築したいと願っています。 >とあります。
でも、実は、久留米にも伝統ある立派なお祭りがあったのです。
それはちゃんと神様がメインのお祭りでした。
「東芝の創業者は、久留米出身なんですよ」
残念ながら、久留米でもあまり知られていません。
「からくり儀右衛門」と言えば、少し知っている人も。JR久留米駅前にあるからくり太鼓時計。儀右衛門が製作した「太鼓時計」をモチーフにしています。 その「からくり儀右衛門」こそ、東芝の創業者田中久重(たなかひさしげ)なのです。
田中久重が幼少の頃遊んでいたのが、五穀神社。
五穀神社のお祭りでみた「からくり人形」に強い興味をいだき、自らも創意工夫して「からくり」に力を注いだのです。
五穀神社と田中久重の結びつきが東芝を生んだと言っても過言ではないでしょう。
五穀神社がなければ「今の日本を代表する電機メーカー 東芝」はなかったかも知れません。
この事は、東芝のウェブサイト「東芝のルーツ、田中久重ものがたり」に詳しく記載されています。
ついでの話ですが、ブリヂストンの創業者石橋正二郎氏、三越百貨店の創業者日比翁助氏も久留米出身なのです。
五穀神社境内にある田中久重の像 |
せっかく一眼レフがあるのだから、素人なんですが撮ってみました。
結構、雲が多かったですね。 上のこの写真は、一番欠けた頃です。
先日のブログ、「シドのボーカル、マオさん一押しの久留米ラーメン店」に書いた、「アリバイ」という曲がYouTubeに公式(たぶん)に掲載されていましたので、紹介します。
はじまって50秒ぐらいのところに”久留米駅”のフレーズがあります。
何だか、かっこいい、オシャレな駅に聞こえます。 で、JRなのか、西鉄なのか。 あ、一番街というフレーズもあるので、西鉄久留米駅なのでしょうね。
歌詞はこちらに
テレビで、シドのボーカルのマオさんが、久留米ラーメンについて話していました。
シドというのは、男性4人のビジュアル系ロックバンドで、6年前に結成されました。
シドオフィシャルサイト
http://www.sid-web.info/
このシドのボーカルのマオさんは、何と久留米の出身。
「アリバイ」という曲の歌詞には、「黄昏 久留米駅から 傾れ込む人の…」というフレーズが。
肝心のラーメンの話ですが、「久留米ラーメンが一番うまい!」とのこと。久留米出身だからごもっともと思いきや、ドラム担当のゆうやさんも久留米ラーメンが一番だと。ゆうやさんは、千葉県の出身。嬉しいですね。
具体的に出たお店が、丸星ラーメン!高野産八幡宮のすぐそばです。
今朝、通勤途中にちょいと撮影してきました。
久留米弁というか、筑後弁、ちっご弁というか…
以前少しやりかけて、ほったらかしだった「久留米弁辞書」(もっと良い題名が有ればご提案を)を、きちんとやろうと思います。
とりあえず、’あ’で始まるものを公開。
http://kushihara.net/modules/xwords/
こちらでユーザ登録をすれば、どなたでも書き込めます。 ユーザ名は、いわゆるニックネームです。
http://kushihara.net/register.php
昨日は7月7日、七夕(たなばた)でした。
牽牛(けんぎゅう)星と織女(おりひめ)星が年に一度、この日に天の川をはさんで逢うことができるという伝説が有名です。
この伝説から、織女星をお祭りして裁縫(さいほう)や習字などが上達するように祈る、「乞巧奠(きこうでん)」という行事が生まれました。これら、中国から伝来した伝説と行事が、日本に古くから伝わる棚機女(たなばたつめ)(神衣を織る乙女)の伝説と結びつき、奈良時代には宮廷や貴族の問に取り入れられて、そして民間にも普及していきました。
ちなみに、笹竹に色紙や文字を書いた短冊をつけて、軒先に立てるしきたりは、江戸時代になってからのことといわれています。
また、七夕の日には、髪を洗ったり、子どもや牛馬を水浴びさせたりする風習が、各地に残されていることから、お盆を控えての、穢(けがれ)を祓(はら)い清める行事であったとも解釈されています。
つまり、七夕の行事というのは、いくつもの要素が合わさり、その結果できあがった風習といえます。
7月7日は、まだ梅雨の時期。これは、明治になって、太陽の動きをもとにした太陽暦になったため、本来の時期より1~2ヶ月早くなってしまったからです。
今年の旧暦7月7日は、8月26日に当たります。真夏がちょっと過ぎて、少し涼しさが感じられる時期ですね。七夕にぴったりでしょう。
8月26日、今年は櫛原天満宮の夏祭り二日目です。
何か計画してみましょうか。皆さんのご意見もお待ちいたしております。
ご参考ブログ
先日、久しぶりに夢屋さんのお昼の定食を食べました。夢屋さんは、櫛原天満宮のすぐ近くです。
メニューの左側に、「牛たたき定食」が追加されていましたので、注文。
もちろんこれで驚きの390円です。
今日あるスポーツ用品店に行ったところ、お守りが売ってありました。
何と、「部活お守り」だそうです。
お守りというのは、持ち主が「お守り」と思えば「お守り」になるわけで、その部活お守りが悪いとか良いとかいうことは言えません。
一般に、お神札(おふだ)は神棚にお祀りします。通常の大きさで7寸(21センチ)。小さなものでも5寸(15センチ)はありますので、肌身離さず持ち歩く、というわけにはいきません。
そこで、お神札の小さなもの、ご内符(ごないふ)をお守り袋に入れ、持ち歩けるようになりました。
ご内符は、お神札同様、奉製(ほうせい、作ること)、遷霊祭(せんれいさい)を経て神社の社頭で授与されます。
遷霊祭では、お守りを清め、神さまのご加護のお力をそのお守りにおしるしとして遷します。
昔は、ご内符を神社で受けて、それぞれが作ったお守り袋に入れていたのです。そのお守り袋も神社で用意するようになり、更にいろんな願い事が記され、近年特にその種類が増えているように感じます。
私としては、特に願い事が記されていない、普通のお守りだけをお持ちになれば良いと思っています。