ときどき神主ブログ - 201106のエントリ
明日、6月30日は多くの神社で大祓(おおはらえ)が行われます。
大祓は、6月と12月の年2回。半年の間に、知らず知らずに心身に付いてしまった罪やけがれをとる神事です。6月は夏越(なごし)の大祓、12月は年越(としこし)の大祓と言われます。
神社によっては、月遅れだったりするところもあります。
櫛原天満宮では、明日の午前10時からです。15分程度で終わりますので、ぜひお出かけ下さい!
今年から、茅の輪くぐりをすることにしました。
某所で、茅を刈りました。 暑い、暑い、汗だくプラス息切れ、、、 運動不足です。
午後2時から、総代さんと直径2メートルの茅(ち)の輪をつくりました。
ほぼ完成の写真。
茅(かや)と竹の緑色がとってもキレイです。
この生き生きしたパワーをちょうだいし、暑い夏を乗り越えましょう!
なお、この大茅の輪をくぐれるのは、明日の10時からの祭典以降です。
おおよそ5日間ほど設置しておく予定です。
大祓について、詳しくはこちらを。
神職の間でも話題になっている、『原発はなぜ日本にふさわしくないのか』
旧皇族竹田家の、竹田恒泰先生の本です。
原発には愛がない と、出だしにあります。
原発は、皇統をおびやかし、皇恩を踏みにじり、皇室をないがしろにする、、、
皆さんも、ぜひご一読を。
梅雨の間の晴れ間かな? ということで、急遽大牟田へ。
櫛原天満宮の境内には、立派なえべっさん(恵比須神社)が祀られていて、一昨年から正月十日に「福笹」を無料授与しています。
この福笹に多く使われている笹は、オカメザサと呼ばれる、1m程度の低い丈の笹なのです。枯れても葉が落ちない、幹から直接葉が出ているという特徴があります。
残念ながら、この笹を探すことができず、四方竹(シホウチク)の枝葉を用いていました。四方竹も枯れても葉が落ちず、なかなか良いです。
こんな話を大牟田市の神主さんとしていたら、「このこと?」と写真を送ってくれました。 おお!まさにおかめ笹! 梅雨時期が植えるのにいいんじゃない?ということで、今日、急遽出向いたのです。
上内八幡宮さまです。お参り。 ホームページ 宮司さんのブログ
この地方で特に信仰多い、三月金神(みつきこんじん)、月金神(つきこんじん)などにお詳しいです。
近くの宮司さんのお宅に、ありました、ありました! 素晴らしい!
いただきます! 榊もあるよ、とのことで、遠慮なく頂戴しました。
時々、「ちょっとおはらいをしていただけませんか」というご依頼を受けます。
ちょっと、というのは、ちょっとしたことなんですね。
例えば、最近家の中が気になるとか、家の一部を改修するとか、庭の木を切るとか、井戸を埋めるとか。
通常の祭典では、神さまをお招きして、沢山のお供え物をして、ひとりひとり玉串を供えてお参りして、、、という形ですが、それなりの準備も必要になります。 地鎮祭などはやはりこのようにキチンとすべきですが、”ちょっとおはらい”も良いことです、、、何もしないよりは。
神社の境内でも、良く”ちょっとおはらい”することも多いんです。例えば、何か作業をしていただく前とか、不浄なものが境内にあったときとか。
”ちょっとおはらい”のときは、簡単なお供えとお祓いの道具を持ってお伺いしています。
なお、初穂料は1万円です。(遠隔地要相談)
土地を整備していたら、穴が出てきたので、気になるのでお祓いしてというのもありました。井戸埋め(水神昇げ)は、きちんと祭壇を設けお供えをして斎行する場合が多いですが、簡単でもよろしいと思います。
ちょっととか、簡単に、とか書くと、いい加減なお祓いと思われそうですが、決してそうではなく、真心を込めて祭典奉仕いたしております。
筑後神職会という、筑後地区の神職の集まりがあります。
筑後地区7支部の持ち回りで、今年は八女支部(筑後市・八女市・八女郡)で、船小屋温泉の樋口軒にて6月12日の日曜日午後に開催されました。
大きな神社だと日曜日は忙しいのですが、神職専業ではなく他の仕事をお持ちの方が多いので、毎年この時期の日曜日なのです。
総会の後は、懇親会。1年に1回、この時にしかお会いできない神職さんがほとんどなので、いつも楽しみです。
始まった直後に、パチリ。 もちろん全神職が参加しているわけではありませんので、実際はこの倍以上の神主さんがいるんです。
初めての御田植祭(おたうえさい)を6月11日(土)午後3時から斎行しました。
祭典は、田んぼの前で行う予定でしたが、ずっと雨が降っていましたので、神楽殿で田んぼの方に向かって行いました。
田植えをしてくれる子供と、櫛原天満宮総代代表のお参り。
田んぼ作りにご協力いただいた還年クラブ代表のお参り。 田んぼに移動。わずか10mほどですが、一応行列で参進。
まずは宮司が田植え。実は子供の頃にちょっとやった記憶がある程度。
そして、子供たちが田んぼの中に入って田植え。
賑やか、賑やか、子供も大人も楽しく田植え。 やってきた小さな子供さんたちにも体験。
みんな、まだ植えたりないそうです。最後に幣串(へいぐし)を立てて終わり。
翌日の読売新聞に掲載していただきました。久留米日日新聞の森さんにも取材いただきました。後日の新聞が楽しみです。
動画も少し。
新米の宮司さんは、こう思っていました。
「日本人の基本は、米作りだよなぁ」
「天皇陛下も米を作っていらっしゃる」
「櫛原天満宮でも田植祭や抜穂祭をしたいなぁ」
東京の神社にお勤めしていたとき、神社のお世話をしている方が発泡スチロールの箱でお米を作っていたのを思い出し、あれくらいなら私にもできそうだなぁ、、、と。
新米の宮司さんは、氏子さんに言います。
「お宮で米ば作ってみたかよねぇ、御神田(ごしんでん)とか良かよねぇ~」
これを聞いた氏子さん、
「そらよかばい!田んぼば作ろい!」
その田んぼ、今日の様子。
しっかり、水が入っているでしょ。
発泡スチロールの箱どころではありません。約5m×2m也。
土も田んぼから持ってきてもらいました。
5月5日のブログ「今日のテレビ番組撮影は、あの有名タレントさんでした。」での撮影分がいよいよ放送されます。あ、ちなみにタレントさんとは、TOKIOの山口さんでした~。
Eテレ(教育テレビ)
火曜 午後10:25~10:50 再放送 翌週火曜 午前10:30~10:55
五穀神社での撮影は、おそらく第1回放送分だと思います。
6月7日午後10:25~10:50 再放送6月14日午前10:30~10:55 Eテレ(教育テレビ)
国立科学博物館理工学研究部科学技術史グループ長の鈴木一義先生が、お茶を運ぶからくり人形をTOKIOの山口達也さんに説明する場面です。
その撮影時、私はずっと横で息を潜めて見ていました。笑
NHK出版よりテキストが送られてきました。ありがとうございます。
五穀神社も掲載されています。私もフレームの中に収まった写真もありましたが、幸いにもボツのようです。苦笑
明日6月3日は、朝一番の飛行機で上京します。東京へは9ヶ月ぶりです。
全国ほとんどの神社が所属している神社本庁という団体があります。そこで「神道教学研究大会」が明日開催され、「神道の自然観と人間の営みを問ふ」というテーマで議論されます。
東日本大震災を受けて、神道の自然観を捉えなおし、併せて災害復興における神社・神道・神職の社会的役割についても議論する、、、ということで、これはぜひ聞いていかなければ!と強く思い、参加することにしました。
神社本庁は、代々木駅から徒歩5分、明治神宮の北東のところにあります。(ちなみに福岡県神社庁は筥崎宮の参道、海際のところ) 飛行機は8:40羽田着なので、ギリギリってところでしょうか。
夕方まで無い頭をバッチリ使った後は、全国から集まった参加者との懇親会、その後、日頃インターネットを通じてやりとりしている神職仲間との懇親会、、、、懇親会といえどもそこでも激論がなされそうですので、頭の中がきっとオーバーフローしてしまうことでしょう。
翌日曜日は、お昼前の飛行機で少し時間に余裕がありますので、以前から気になっていた神社に参拝してこようと思います。
昨日は1日で早起き、今日は地鎮祭で早起き、明日は上京のため早起き、あさっては参拝のため早起き、、、、「早起きは三文の徳」ですが、そのためには、夜できるだけ早く寝たいと思いつつ、なかなか。