ときどき神主ブログ - 20090630のエントリ
今日あるスポーツ用品店に行ったところ、お守りが売ってありました。
何と、「部活お守り」だそうです。
お守りというのは、持ち主が「お守り」と思えば「お守り」になるわけで、その部活お守りが悪いとか良いとかいうことは言えません。
一般に、お神札(おふだ)は神棚にお祀りします。通常の大きさで7寸(21センチ)。小さなものでも5寸(15センチ)はありますので、肌身離さず持ち歩く、というわけにはいきません。
そこで、お神札の小さなもの、ご内符(ごないふ)をお守り袋に入れ、持ち歩けるようになりました。
ご内符は、お神札同様、奉製(ほうせい、作ること)、遷霊祭(せんれいさい)を経て神社の社頭で授与されます。
遷霊祭では、お守りを清め、神さまのご加護のお力をそのお守りにおしるしとして遷します。
昔は、ご内符を神社で受けて、それぞれが作ったお守り袋に入れていたのです。そのお守り袋も神社で用意するようになり、更にいろんな願い事が記され、近年特にその種類が増えているように感じます。
私としては、特に願い事が記されていない、普通のお守りだけをお持ちになれば良いと思っています。