ときどき神主ブログ - 200905のエントリ
「何でもないようなことが~♪」ではありませんが、本当に何でもないただの神社の風景です。5分間。
あぁ、1分18秒位のところで、猫が階段を降りてきます。
鳥のさえずり、風切り音、電車の音。
国道3号線から道一本隔てただけで、こんなに静かなんです。
こういうの、ご存じですか?
奥に見える、茅草(かやくさ)をなってつくったものです。
茅の輪(ちのわ)お守りです。
茅の輪の起源は、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が武塔神(むとうのかみ)(素盞鳴尊すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づいています。
疫病って…、今でいうインフルエンザなのでしょう。
新型インフルエンザにもバッチリ効くと良いのですが。
この茅の輪お守りを調製しているところです。
昨年は6月に入ってから収穫したのですが、もうそろそろいいかなと思い、昨日梅取り。小さな梅の木が2本ですが、およそ18キロほどとれました。
神さまにお供え。天神さまと言えば、梅です。
一日お供えしまして、今日よりお頒ちしています。一袋1キロ。15袋ほどあります。数が数だけに、無くなったらごめんなさい。
昨年当宮で安産祈祷をお受けになっていた方が、初宮詣にみえました。
すくすく育つよう、神様にご加護をお願いしました。
さて、安産の祈祷ですが、本来「着帯の祝い」として胎児の健全な発育を願い、妊婦が白布の腹帯〈岩田帯)を締めるお祝いです。
懐妊五ヶ月目の戊の日を選ぶのは、犬のお産が軽い(安産)ということにあやかりたいという願いからだといわれています。 「安産祈祷」とは、無事な出産を神さまに祈る儀礼ですが、この祈祷を、着帯の祝いの日に合わせて行うことが多いようです。
平成21年年 戌の日一覧
1月
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5(月) 17(土) 29(木) |
2月
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10(火) 22(日) |
3月
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6(金) 18(水) 30(月) |
4月
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11(土) 23(木) |
5月
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5(火) 17(日) 29(金) |
6月
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10(水) 22(月) |
7月
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4(土) 16(木) 28(火) |
8月
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9(日) 21(金) |
9月
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2(水) 14(月) 26(土) |
10月
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8(木) 20(火) |
11月
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1(日) 13(金) 25(水) |
12月
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7(月) 19(土) 31(木) |
茅の輪は、茅草(かやくさ)で作られた大きな輪で、夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)という祭典で使われます。これをくぐることにより、正月から六月までの半年間の疫病や罪穢が祓われるといわれています。
夏越しの大祓は、六月の晦日(最後の日)、つまり六月三十日に行われるのが一般的です。
全国の神社でも六月三十日にこの「茅の輪くぐり」が行われます。
ところが、高良大社では川渡祭、へこかき祭 が行われる六月一日から行われます。おそらく全国でも一番早いのではないでしょうか。
(六月三十日にはすでに茅の輪はありません)
近年、家のお祓いを希望される方が増えてきました。
一番多いのは、新居のお祓いです。
新築、中古住宅に関わらず、入居前または入居直後にお祓いします。
最近多いのが、「悪いことが多いのでお清めして欲しい」というご依頼です。
神棚を設けて、日々おまつりして神さまのご加護をいただくことが一番大切ですよ、と説明しますが、やはり一度来て自宅をお祓いしていただきたいという方が多いですね。
できるだけご家族皆さんが揃われる日時を選んで、ご自宅にお伺いします。
部屋の適切な場所に祭壇を設け、神籬(ひもろぎ:神さまの依り代で、榊を用いることが多い)を立てます。
お供え物や玉串を整えたりしますので、準備だけでも30分は必要です。
準備ができましたら、家族皆さん参列していただき、祭典開始です。
神さまをお招きして、今後よりいっそうのご加護をお願いします。
また、知らず知らずの間に身に付いた罪やけがれを取り除きます。
各お部屋もそれぞれお祓いし、外回り、敷地もお祓いします。
大体30分以上かかります。
終わると、「とっても清々しい気持ちになった」と言っていただけるのが、神職にとっても本当に嬉しいです。
世の中には、私たち人間の力ではどうにもならないこともあるでしょうし、神さまにもお力が及ばない場合だってあるかもしれません。
しかし、神さまをお祀りし、日々感謝と謙虚な気持ちで生活することが、わざわいなどを少しでも遠ざけることになると思います。
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沖食堂は、明善高等学校の横にある人気の店です。
ついつい大盛りラーメンを頼んでしまいます。
今日、大分市で開催された「九州各県神社庁連合会神職総会」に行ってきました。年に一回、各県持ち回りで開催されます。
今回は、約500名の神職が集まりました。
大分市と言えば、私が必ずお参りするのが、
高良下宮社を出発したフンドシ姿の一行は、高速道路の下を通り、いよいよ高良山を登ります。御手洗池までは比較的穏やかな坂ですが、二の鳥居をくぐってからは急な坂で岩がゴロゴロの人道をすすみます。
行列には、日の丸、御幣、水神輿、太鼓、幟をそれぞれ持った人がいます。
高良山の山道を走るのは不可能です。ですから、高良大社ご社殿前の階段下までは歩くことになります。冷たい水に入る禊ぎ以上に大変です。
高良大社ご社殿前の階段は、本坂(ほんざか)といいます。
ご社殿向かって右奥の参道は、下向坂(げこうざか)といいます。
どうやら、本来は、下向坂の方が参道だったようです。
本坂は、神さま専用の道だったのかも知れません。
我が家がある久留米市御井町に、高良大社のへこかき祭り(川渡祭)のノボリがあちこち付けられています。
6月1日(月)と2日(火)に行われるのですが、このおまつり、ちょっと複雑なのです。
だからでしょう、祭典の名称も二つあるのです。
では、どんなお祭りなのかをご紹介。
今日の午前中、地鎮祭の準備をしていますと、ずいぶんバタバタバタとヘリコプターの音が。
「また何か事件かいな?」
「いや、高速道路の渋滞ば取材にきとっちゃない」
ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測 【全国版】
久留米IC付近で60キロも渋滞とのこと。日本一(ワースト1?)ですね。
久留米市周辺の渋滞状況
高速道路の渋滞状況
前もって激しい渋滞の予想が報じられていましたので、実際にはそれほどなかったのではないでしょうか。
そんなに久留米に来る人が多いの?
いや、単なる久留米は通過点でしょう。
1) 北部九州の人は、遊びに行くというと南下する。
(熊本、鹿児島、宮崎に向かう)
2) 大都市、福岡と北九州からの車に、さらに佐賀長崎、大分方面、また久留米からの車が合流。
3) 3車線が2車線になる。
4) 久留米ICからすぐ上り坂。(耳納連山の端っこを通るため)
5) 久留米ICと広川IC間は事故が多く、渋滞の原因となる。
6) 広川サービスエリアに入ろうかどうしようかで減速する。
他に理由がありますでしょうか?
いずれにしても、安全運転で。