ときどき神主ブログ - 九電は被災地域に向けて電力を融通しているというが、東電の要請だと。
首都圏の節電は、東北の被災地のためではなく、首都圏自体の電力不足からです。
ましてや九州で節電したからといって、それが東北の被災地の支援になるわけではありません。
ところが、九州電力のウェブサイトをみると、こうあります。
「現在、当社は被災地域に向けて電力の応援融通をいたしております。」
「災害地域に向けた電力応援融通」
「被災」や「災害」の地域と聞けば、誰だって東北だと思うでしょう。
福島や岩手の海岸通りの悲惨な地域を憂い、節電しなきゃと思うでしょう。
念のため、九州電力に問い合わせてみました。
被災地域であれば、下記が間違いかと思いまして。
http://jinja.jp/modules/d3blog/details.php?bid=205
夜に問い合わせたが、翌日の朝には回答がありました。
お問合せの当社からの電力応援融通については、東京電力からの要請により行っているものです。以上です。
だったら、はっきりそう書いて欲しいですよ。東京電力からの要請だと。
九州同様、本州と海を隔てている四国電力にはこうあります。
※西日本と東日本では電気の周波数が異なります。従って、四国電力の電気を東日本に送るには、周波数を変換しなければなりません。この周波数変換施設の容量には上限がありますことをご理解ください。
「被災地へ」とは書かれていないし、但し書きで周波数変換能力に上限があることがきちんと書かれています。
中国電力では、「東日本地域に可能な範囲で電気の融通」を行うとあり、具体的に「東京電力株式会社向けに3月11日17時30分以降,最大10万kWを電力融通」と書かれています。
節電しても意味がないわけではありませんが、東北の被災者の支援にはほとんど役に立たないということです。
郵便局に行って、各自が義援金を送る、これが今、私たちができる一番の支援です。
追記 書き換えた方が良いのではと改めて九電にお願いしたところ、「当社の支援状況」のページに「東京電力向けの送電電力」という事が明記されました。 平成23年3月28日
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コメント一覧
日本人の正直な人柄はいずこ、、、
長引けば計画停電の可能性も否定できない」 記者会見したり
九電は被災地域に向けて電力を融通しているというが、東電の要請だと。書いたり
愛想のない問い合わせの返答
このようなことでは
原子力発電所近くの住民は 九州電力を信用しようとしても
信用できませんね
福島の原発がどこに電気を提供してたか、そういう部分の報道はありませんね。ただ「節電して下さい。」とばかり。
ワイドショーでは節電の仕方を特集してたり・・・。
スマトラ沖地震を経験したモルディブからも多額の義援金が届いてると聞きました。
同じ日本人、わずかながらですが・・・何かに役だって欲しいです。