ときどき神主ブログ - ご奉納? いえいえ、中は空っぽ、、、困ります。神社はゴミ箱ではない!
今日はこんな物が。 神さまへのお供えでしょうか?
いえいえ、中は空っぽ。
そう、「捨てられた」ものです。 これとは別にこの手のお持ちが入っていた容器も捨てられていました。
どこに捨てられていた? 神社にです。
捨てたご本人にしてみれば、神社に燃やして欲しいと言うことでしょうけれど、、、困ります。
神社に古札としてお納めいただけるのは、神社でお受けになった物だけです。
お神札やお守り、熊手や破魔矢などの縁起物などには、神さまのおしるしをうつしています。
ですから、きちんと感謝申し上げ、神さまに帰っていただき、お祓いをして、「空」になってからお焚き上げするのです。
基本は、受けた神社に返す、、、でしょうけれど、他の神社のものでもお受けできます。
お寺のものは、お寺に返してください。
神さまと仏さまでは作法が違います。 仏さまがそのまま火に入れて燃やされることになりかねません。
神社以外でお受けになった注連飾りや門松などは、お受けになったところにお返しされるか、気になるようでしたら塩をかけて清めて新聞紙などに包んで燃えるもの、燃えないものにキチンと分けて処分してください。地域のどんど焼き、さぎちょう(さぎっちょ)に出されるのも良いでしょう。
「今年はこんなものまで古札所に入っていた、、、」
神職同士でも話になることが多いのです。中には本当に驚くようなものが捨てられているそうです。
「罰当たりだよなぁ~」