ときどき神主ブログ - 櫛原天満宮とブリヂストン創業者、石橋正二郎翁
櫛原天満宮にある、石橋正二郎氏の寄付記念石碑です。
ご社殿の手前右、お守り授与所のすぐ横にあります。銀杏の木の下です。
石橋正二郎氏は、ブリヂストンの創業者です。
明治22年、久留米市に生まれました。17歳で家業の仕立物屋を継ぎ、足袋、地下足袋、草履や下駄に代わるゴム靴の量産などで事業を拡大していきました。
昭和6年、42歳の頃、世界一のタイヤの製造を目指し、ブリヂストンタイヤ株式会社を設立します。石橋を英語で「ストーン・ブリッヂ」なのですが、ゴロ良く「ブリヂストン」にしたというのは有名な話です。当時の大きなタイヤメーカーであった「ファイヤストン」に倣ったという話もあります。
(昭和63年、ブリヂストンはファイヤストンを買収しました)
ある方のお話によると、石橋正二郎氏だけの名前が記された石碑はなかなか無いとのことです。
表 一金五百圓 石垣修築 杉植 石橋正二郎
裏 昭和十二年四月二十五日
当時の五百円は、今の価値で400万円位のようです。
兼務社である五穀神社の境内、「郷学の森」には、石橋正二郎氏の像があります。