ときどき神主ブログ - 昨日の全国戦没者追悼式での黙祷がヘンだった
昨日のブログに書いたとおり、昨日私は、野中町の忠魂塔前で日本武道館で行われている、全国戦没者追悼式を中継していました。
全国戦没者追悼式の流れは、天皇皇后両陛下御臨場、国歌斉唱、内閣総理大臣式辞、黙祷、天皇陛下のお言葉、、、と続いていきます。
忠魂塔前では、日本武道館と同じように御臨場(御入場)なさいます時に、全員起立。国歌斉唱、首相式辞はカットして、黙祷、お言葉拝聴です。
カンの挨拶をオフにしていて、そのあとの「黙祷!」という言葉をオンにするタイミングに慎重になりました。目の前の小さな液晶画面をじっくり見ながら、カンの事はもう放送しないだろうと、アンプをオン。
ここで、「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」 あれれ? まだ天皇皇后両陛下は、黙祷をなさいます位置へ御移動中。 しかし、こちらの会場の皆さんは、黙祷開始。。。。 おかしい??
と、26秒後、「黙祷!」
当会場はざわつきました。「さっきの時報が黙祷開始じゃなかったの?」
誰だって、そう思いますよね。
正午ちょうどに黙祷するってのは当然だったはず、Wikipediaにもこう書かれています。
あ~、こりゃ、カンの挨拶が長かったんだ。何たる失態。
15日にあった政府主催の全国戦没者追悼式で、正午の時報を合図に始まる予定の黙祷(もくとう)が20秒余り遅れた。直前の菅直人首相のあいさつが予定より長くなったため。厚生労働省によると、黙祷が遅れたのは、手術後の昭和天皇が参列した昭和最後の1988(昭和63)年以来という。
追悼式の進行は秒刻みに決まっている。黙祷は午前11時59分45秒に呼びかける予定だったが、直前の菅首相の式辞が予定の2分30秒より40秒ほど長引いた。厚労省は「内容は予定通りだったが、壇上で実際に読む時にゆっくりになってしまったようだ」という。
http://www.asahi.com/national/update/0815/TKY201108150319.html
これだけ大事な場所で、あれだけ時間をズラしてしまうとは。秒刻みで進められていることがわからないのでしょうか。あわせられず気になるなら、無線式イヤホンを入れて、指示してもらえばいい。
困った人だ。