昔は数え年でした。今のように満年齢が法律で定められたのは今から60年前の昭和25年、そうです、この法律も「還暦」なんですね。

「年齢のとなえ方に関する法律」といい、昭和25年1月1日に施行されました。制定理由の一つに、【「若返る」ことで日本人の気持ちを明るくさせる効果】というのがあったそうです。敗戦後の先が見えない日本、少しでも明るくしたいという気持ちがかなり強かったのでしょう。

当時よりもっと今のお年寄りの方がお元気でしょうから、生まれたときがマイナス２歳からスタートとなると、もっと明るくなるかな？　冗談。
むしろ、晩婚化などを防ぐために、数えに戻した方が良いのかも。

神道的に考えるなら、やっぱり数え年の方が良いと思います。生まれて「ゼロ＝無」はおかしいです。先祖から引き継がれてきた「たましい」が新たに生まれたのですから、「１＝有」でしょう。そして正月を迎えて年神さまから新しい「たましい：玉」をみんな誰でも１ついただいて１歳年をとるのです。

ご先祖様からいただいた玉と、年神さまからいただいた玉に感謝し、今年も胸を張って明るく頑張りましょう。

参考　Wikipedia

今日は午前１０時過ぎに、昨日調製した「福笹」をお祓いして、えべっさんのお徳を頂戴しました。
 

写真：福笹授与中のえべっさん