ときどき神主ブログ - 高良大社 へこかき祭り へこかき裸参り その2
高良下宮社を出発したフンドシ姿の一行は、高速道路の下を通り、いよいよ高良山を登ります。御手洗池までは比較的穏やかな坂ですが、二の鳥居をくぐってからは急な坂で岩がゴロゴロの人道をすすみます。
行列には、日の丸、御幣、水神輿、太鼓、幟をそれぞれ持った人がいます。
高良山の山道を走るのは不可能です。ですから、高良大社ご社殿前の階段下までは歩くことになります。冷たい水に入る禊ぎ以上に大変です。
高良大社ご社殿前の階段は、本坂(ほんざか)といいます。
ご社殿向かって右奥の参道は、下向坂(げこうざか)といいます。
どうやら、本来は、下向坂の方が参道だったようです。
本坂は、神さま専用の道だったのかも知れません。
それで、フンドシにハッピ姿の一行は、この正面の本坂を駆け上ります。
時刻は午前7時少し前。
最も画になる時のようで、多くのカメラからシャッターの音が聞こえます。
観客の拍手で迎えられ、茅の輪(ちのわ)前に整列。
午前7時からの神事「茅の輪くぐり初め」に参列、輪をくぐります。
(茅の輪くぐりについては、また改めて)
お清めを受け、高良大社ご社殿前へ。
奉賛青壮年会の会長が玉串を奉って参加者一同拝礼します。
すべての行事が終わって、あったかいお粥をいただき、終わりです。
この一連の行事を「へこかき裸参り」といいます。
終わると、本当に爽やかですよ。
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