神棚は明るくて清浄な高い場所(人々の目線よりも高い場所)に、南向きあるいは東向きに設けます。 また、家族や会社の人が、お供えしたり拝礼したりするのに都合のよい場所であることも大切な条件になります。 ただし、人が出入りをする場所の上、たとえばドアの上であるとか障子や襖(ふすま)の鴨居(かもい)の上に、神棚を設けることは避けるようにします。

家庭に神棚を設ける場合、場所としては座敷が一般的ですが、最近では座敷のない家庭も多くなったので、その場合は居間でもよいでしょう。 会社の事務所の場合は、その長たる人の席の近くや中心となる場所が適当です。

神棚の中央には、神殿の形を模した宮形を置き、その中にお神札を納めます。

神座の順位については、神棚の中央を最上位とし、次に向かって右側、その次が左側となります。 したがって、宮形が大きい場合には中央に神宮大麻を、向かって右側に氏神さま、左側にその他の崇敬する神社のお神札をお祀りします。 宮形が小さい場合は、神宮大麻を一番手前にお祀りし、その後ろに氏神さま、次に崇敬する神社のお神札を重ねてお祀りします。

お神札の数が増えて、宮形に納められない場合には、棚の上に丁寧に並べても差しつかえありません。

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