稲荷神社の御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)(倉稲魂神)で、五穀を始めとして全ての食物をつかさどり、稲の成育を守護する神さまです。 稲荷とは、もともと「稲成(いねなり)」、つまり稲が成育することを意味しているといわれています。 中世から近世へと、商工業が発達するに従って、従来のように農業だけではなく、衣食住と諸産業の神さまとして崇敬されるようになりました。 全国各地には、多くの稲荷神社がありますが、そのほとんどは京都の伏見にある伏見稲荷大社から分かれたものです。