「燈籠」は奈良時代の初めに百済から伝来したもので、神社のみならず寺院にもあります。 いずれも、神仏への献灯を目的としてたてられ、灯火を灯すことによって、神仏のご加護をより一層強く祈るためと考えられます。 石燈籠・金燈籠,台燈龍・釣り燈籠など、材料や形によってさまざまな種類があり、また時代によっても異なります。 一般的に屋外には石燈籠を、廻廊(かいろう)には金属製の釣り燈籠が並べられることが多いようです。 春日大社(奈良)の万燈籠(まんとうろう)のように、神社によっては数多くの燈龍がたてられていることがありますが、これらの中には、祈願が成就したお礼に奉納されたものも数多くあります。