神棚は家族や住居を守護していただく神さまの御座所ですから、毎日のお祭り(日供祭:にっくさい)を欠かさないようにします。

毎朝、朝食前に一家の主人または代表者が、顔を洗い口をすすいで、神饌(しんせん:お供え物)である米(洗米もしくは炊いたご飯)と塩、それから水をお供えします。
次に榊立ての水を取り替え、神灯を灯してお祭りを始めます。

お祭りでは、まず神饌をお供えしてから、日頃の神恩を感謝し、これからの家族の安泰と幸福を祈ります。 また、家庭内のお祝い事(誕生日、年祝いなど)のあるときには、その旨を神さまに奉告します。 もちろん、毎日の神拝は、一家の主人または代表者だけではなく、家族の一人一人が欠かさないように心掛けて下さい。

神拝の作法は、神社参拝の作法と同様に、二拝二拍手一拝です。 このときに、神棚拝詞を心をこめて奏上するとさらに丁重です。

神棚拝詞を奏上する場合は、奏上前に二拝をし、奏上後に二拝二拍手一拝をします。 次に、参考として「神棚拝詞」を掲げます。

此の神床に坐します掛けまくも畏き天照大御神・産土大神等の大前を拝み奉りて恐み恐みも白さく  大神等の広き厚き御恵を辱み奉り  高き尊き神教の随に直き正しき真心以て誠の道に違う事なく  負い持つ業に励ましめ給い 家門高く身健やかに世のため人のために尽くさしめ給えと恐み恐みも白す

(このかむどこにまします、かけまくもかしこきあまてらすおおみかみ・うぶすなのおおかみたちのおおまえを、おろがみまつりてかしこみかしこみももうさく  おおかみたちのひろきあつきみめぐみをかたじけなみまつり、たかきとうときみおしえのまにまに、なおきただしきまごころもちて、まことのみちにたがうことなく、おいもつわざにはげましめたまい、いえかどたかくみすこやかに、よのためひとのためにつくさしめたまえと、かしこみかしこみももうす)

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