正月と言えばやっぱり初詣ですね。
NHK紅白歌合戦を観終わって神社に初詣という方も多いのでは。神社一番乗りを目指し、大晦日の夕方からお出かけになる方もいらっしゃるとか・・・ 夜はいつものように寝て、元旦早朝にお参りに行かれる方・・・ 元旦の混雑を避けて、三ヶ日が明けて初詣の方・・・ 
いろいろですけど、新年に当たって良い年でありますようにとその神社の神さまにお願いするのは誰でも同じのようです。

うして初詣ってするんでしょうね。
初詣の由来と考えられるのは「年籠(としこも)り」というもので、これは大晦日の夕方から氏神さまのおやしろに籠(こも)ったり、神社の前で夜を明かすのです。また、「恵方詣(えほうもうで)」も初詣の由来と考えられています。恵方とはその年の歳徳神 (としとくしん)がいらっしゃって、たたり神が来ない良い方向と考えられていました。毎年の恵方は干支によって決まります。江戸時代には元日の恵方にあたる社寺に参詣する恵方詣が盛んでした。

年何気なくなく神社に初詣。せっかく神社に行くのですから、今年は少し予習をして出かけましょう。

拝するときには、まず鳥居の手前で軽く一礼してから境内(けいだい)に入ります。

に手水舎(てみずや)の水で両手を清め、口をすすぎます。

その方法は、まず右手でひしゃくを持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。 次にひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。 再びひしゃくを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。(このとき、ひしゃくに直接口をつけたり、うがいをするのは誤りです)  口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。 最後に水を入れたひしゃくを立て、柄に水を流してからひしゃく置きに伏せて置きます。(ひしゃくで水は一回しか汲みません)



持ちが落ち着いたところでご神前へ進みます。
ご神前に向かう道を参道といいますが、その中央は正中(せいちゅう)といわれ、神さまの通り道とされているので、そこを避けて歩くことが神さまに対する礼儀とされています。
賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の作法にて拝礼します。 ちなみに、二拝とは拝(深いおじぎ)を二回することをいい、二拍手とは拍手を二回することをいいます。 これが参拝の基本作法ですが、二拝二拍手一拝の前後に軽い礼を加えていただくと、いっそう丁重な作法になります。 とはいうものの、大きな神社では大混雑でゆっくりお参りできないかもしれませんね。
(Firefoxでは、右のアニメーションが再生できないようです。IEでご覧下さい)

この神社におまいりしたらいいの?というご質問をいただきます。
西日本地方には「三社参り」といって、お正月は三つの神社にお参りすると良いとされていますが、ではどこの神社?となると、決まりはないようです。
三社にこだわらず、ただ言えることは、まずは家庭で祀っている神棚、次に住まいの地域を守ってくださっている鎮守の神さま(氏神さまとも)にはお参りすべきだと思います。
今までの感謝と、今後のご加護をお祈りしましょう。

月になると特に多いのが、厄除けのご祈祷です。
神社は本来数え年でいたしますので、誕生月日に関係なく、正月になると皆年をとります。
ご祈祷を受けるのであれば、できるだけ早めがよいでしょう。

うひとつ多いのが、家内安全のご祈祷です。
年の初めにあたり、家族の平穏無事をお祈りします。 健康、仕事がうまくいくように、家が繁栄しますように… ほとんどのお願い事は含まれています。 月参りとして、毎月お受けになる方もいらっしゃいます。

 

【平成28年厄年一覧】

 

男25歳厄
男42歳厄
男61歳厄
前厄
平成5年生れ
51年生れ
32年生れ
本厄
平成4年生れ
50年生れ
31年生れ
後厄
平成3年生れ
49年生れ
30年生れ
 

 

女19歳厄
女33歳厄
女37歳厄
前厄
平成11年生れ
60年生れ
56年生れ
本厄
平成10年生れ
59年生れ
55年生れ
後厄
平成9年生れ
58年生れ
54年生れ
※指定ない年は昭和○○年  他にも幼児4歳厄、女性61歳厄などもあります。