「祈祷」とは、「祈願」あるいは「祈念」ともいい、神さまのご加護をいただけるように願い求めるお祭りです。 その内容は、人生の通過儀礼や年中行事に関わりのあることなど、実に多種多様であり、人それぞれの事情に応じても違ってきます。 まず人生儀礼に関する祈祷の例として、子授けや安産祈願、初宮詣(はつみやもうで)、七五三、入園や入学奉告、成人奉告などがあります。 年中行事に関する祈祷の例としては、節分のときの厄除祈願などがあります。 この他にも、家内安全や商売繁盛、交通安全、心願成就、病気平癒(へいゆ)などを願う祈祷があります。 これら、神社内で行われる祈祷に対し、神社外、つまり神職が出向いて行う祈祷もあります。 建築儀となっている地鎮祭、上棟祭、竣工祭などがそれに該当します。 なお、祈祷を受ける際の心構えとしては、真心をこめて祈ることが大切です。